2018年10月13日~16日まで。上海出張の中での1ページです。
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中国ファッション業界のプラットホームとして国家予算を投じて様々な展開をしているPOPという企業を視察! セミナーを受講しました。
話によると、現在中国国内のファッションデザイナーの90%以上が、このPOPと契約して最新情報を入手しているとの事。AIを駆使したその仕組は想像を超えて進化していて、情報が集まれば集まるほど進化の度合いはさらに加速度的に進んで行くようです。
例えば、このPOPのアプリを開いて何か撮影すると一瞬のうちにそれに関連したり類似している色やデザイン等特徴を捉えた展開のバリエーションが無数に表示されて、さらにその柄を利用した柄の配置提案やアイテムやデザインへの落とし込みまで一瞬で出来てしまうのを目の当たりにしました。何かとモノマネが多く批判を浴びる事が多い中国ですが、これがオリジナリティ溢れるファッションの面白さに繋がるのかやや疑問に感じました。誰がデザインしても画一化したモノが出来上がり、ファッションさえもコンピュータに牛耳られてしまう世の中になってしまうのでしょうか・・・(-_-;) ちょっとゾッとしてしまいました。
ただ、これらを情報として知識として知った上で、そこからどう自分を表現して行くかというところがデザイナーの個性やセンスや考え方や技術にかかってくる部分だと思うので、ここからが勝負になるのだと思います。いずれにしても中国のファッションITは間違いなく日本よりも相当進んでいると言えそうです。