ゴールデンウィーク中は 草津温泉に旅行に行きましたが、
草津温泉のお湯は 強い酸性なんですね。
そこで、その温泉の水を中和するしくみや設備を 見学できる施設がある
という事で 家族で行ってみました。
草津に到着すると いつも独特の異様な臭いがします。
それは 温泉の中に含まれる硫黄成分が強いからなんですね。
温泉としての効能は強いけれども コンクリートを溶かすほど 強い酸性だという事です。
そんな強い酸性の水は、そのまま川に流すことはできないので中和が必要です。
弊社の染色工場でも 排水に対する この中和の工程を行っています。
染色の際は、 綿を染める反応染料はアルカリ性
ウールやナイロンを染める 酸性染料が酸性ですので
それぞれ 排液のPHを機械が自動で測定して
綿染めが多い時は、排液もアルカリ性になるので
中和の機械に硫酸が投入され、
また ウール染が多い時は、排液が酸性になるので
アルカリ性の苛性ソーダが投入されて いずれも場合も
排液をPH6-8の中性にしてから 下水道に流しています。
草津温泉の中和装置は 弊社の中和装置に対して、物凄く規模の大きな
山全体がまるごと中和装置みたいな 仕組みになっているんですね!
びっくりしました。
ここでの中和剤は、石灰岩を粉砕した石灰ミルクだそうです。
数か所で投入されています。
大きな設備を見学できます。
そして 川の流れの中で ある程度中和された水は
さらに巨大なダムに集められ、本格的な中和がなされる様です。
なんだかとっても興味深く 勉強になりました。