東京ミッドタウンで これからデビューする新人デザイナー達のコンテストの審査会があり
ご招待頂いたので 出席して参りました。
まさに 将来の日本のファッション業界をリードしていく 新しいスター達のデビューの瞬間に立ち会う事ができました!
http://www.fashion-gp.com/jp/index.html
このコンテストは 1984年に設立以来 日本を代表する数々のデザイナーを輩出してきました。
今回登場した作品を紹介します。
大賞を受賞した 三浦佑也さん の作品
この作品は ランウェイを見ていて いかにも緻密な設計に基づいて構築された服なんだな
という感じを受けましたが、さらに 遠目で見ている以上に 「細部に渡る仕立ての良さ等が
群を抜いて素晴らしかった」と 審査員の先生方の評価が高かったです。
次に 私個人的には 一番この作品が好きでした。
優秀賞を獲得した 大西勇也さん と 東郷行洋さん の2人組の作品
次は 唯一 メンズ部門から 優秀賞として選ばれた 韓国の イ・ハンチョルさんの作品
服というよりは バラエティ番組の着ぐるみの様でしたが、インパクトは強かったです。
きっと 縫製のテクニック等にも こだわりがあったのでしょう。
以下 秀作賞などの受賞作品です。
枡田邦裕さん
アン キョンホさん(韓国)
阿部貴之さん
中ノ瀬千秋さん・大須賀彩さん
砂川卓也さん
Ashling Smith さん
こちらは、賞は獲れませんでしたが、途中で着こなし方をアレンジしたりして
ひとつの服の多様な可能性をアピールする独創的な手法が新鮮な印象を感じました。
受賞者達が 一同に並んで インタビュー
純粋な喜びと感動を表現されていて とても初々しい受け答えは 会場の皆様も好感を持ったのではないでしょうか。
審査員の先生方からの 講評がありましたが
「受賞できなかった人達が、その悔しい気持ちをいつまでも忘れないで 諦めずにチャレンジしてほしい」 とか
「受賞した人も これで目的を果たしたわけではなくて、ようやくスタートラインに立ったばかりなのだから
チャンスを活かして さらに上を目指して頑張ってほしい」
というコメントがありました。 応募された方達の実力は 紙一重なんでしょうね。
また 繊研新聞 や WWD のジャーナリストの先生達は
「全ての作品が 非常に完成度が高かったけれども 既成概念をぶち壊す様な 或いは 魂をゆさぶる様な
衝撃的なモノは無かったので 今後に期待したい」
などと コメントされていました。
川久保さん ヨウジヤマモトさん イッセイミヤケさん 達を超える人達は ここから生れるのでしょうか?
皆さんのレベルが高くなり過ぎて 突出するのが困難になっただけなのかも知れませんが・・・
彼らの独創性を発揮するお手伝いをさせて頂ける様 私も努力していきたいと思います。