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内田染工場
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京織物の展覧会

      社長日記  

なかなか時間がつくれなくて、今日が最終日になってしまいましたが
なんとか見に行くことができました。

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場所は、ホテルオークラ本館の敷地内 正面玄関のすぐ前にある「大倉集古館」
「源氏物語 錦織絵巻」展 です。

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山口伊太郎という織物の研究に生涯をかけられた方の遺作展で
先日 スモールサンの会合で知り合ったケーキ作りの先生に
教えて頂きました。

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山口氏は、京都出身。小学校卒業と同時に親戚の織物工場へ丁稚奉公に入り
若干18歳で独立以来 帯地を中心に織物製作に没頭してこられた方だと
いうことですが、70歳の時に 「源氏物語 絵巻」と出会って感銘を受け
それを 織物で表現したいと思いつき、以来 約40年近くかけてそれを完成させました。
正確に言うと 2年前の2007年に105歳の長寿を全うされた時 僅かな部分を残して
未完成だったという事ですが、彼の指示に基づき 残りは職人達が引き継いで
2008年の3月に完成。そして 今回初めての全編公開となったそうです。

この壮大なテーマに 70歳という年齢になってから 挑み始めたという事に
そのバイタリティーの凄さに驚くばかりです。

日本画家 丹羽阿樹子氏が描かれた下絵に基づいて、まずは2通りや3通りの
試作織を行って、納得いくまで繰り返してから 本番に移行していったそうです。
その絵や試作も飾られていましたが、光源氏の着物の縁取りの色をほんの少しだけ
変えたり、建物の外に生えている草の生え方のバリエーションを作ったり
物語の深い解釈に基づいて 最もマッチした織物が完成するまでこだわり続けて 
途方に暮れるほどやり通した その精神力に感服せざるを得ませんでした。

前例のない斬新な手法を追及しつつ「誰にも真似の出来ない様な・・・」
という事にこだわり続けたこと  私にとってもとても刺激になります。
70歳から105歳まで 自分の年齢と比べると・・・

なんだか とても 勇気が湧いてきました。

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会場となった大倉集古館は、日本の歴史的にも意味合いが強い博物館で
建物自体も文化財に指定されているようです。

最終日にギリギリ間にあって 良い経験ができました。
同じ展覧会をこの後 京都の方でも行う可能性があるそうですので
興味のある方は是非ご覧頂いたら宜しいかと思います。

      社長日記  

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